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★驚異の粘り 首相の胸中 辞意口にしたはず…
退陣表明したはずの菅直人首相が、与野党に高まる早期退陣要求をかわし続けてい
る。一度辞意を口にしたリーダーは急速に影響力を失うのが常識。それを打ち破ろうと
するかのように、次々と政策課題をぶち上げ、少なくとも八月まで続投する構えを崩し
ていない。首相が驚異的な粘りを見せる理由は。
首相が二日、内閣不信任決議案の採決直前の民主党代議士会で、退陣表明してから半
月。この間、二〇一一年度第二次補正予算案や再生可能エネルギー推進など政策課題へ
の意欲を連発するなど、退陣どころか、続投に向けて、やる気満々だ。党内には「来年
九月の党代表任期まで続ける気ではないか」との臆測さえ流れている。
仙谷由人官房副長官や玄葉光一郎政調会長ら政権中枢からも早期退陣を突き付けら
れ、四面楚歌(そか)の状態。閣僚や党幹部が相次いで辞任し、首相を退陣に追い込む
戦略がささやかれても、「首相は自分は辞めずに、新しい人を補充するだけ」(官邸
筋)と、首相には通用しないとの見方が大勢だ。
首相の続投への強い意欲を支えているのは「代えられる理由がない」との思いが大き
い。
何よりも最優先されるのは、東日本大震災の復旧・復興や福島第一原発事故への対
応。首相は、国会審議などで「遅い点はあるが復旧に動いている」「原発事故も冷温停
止にもっていくべく全力を挙げている」と強調している。
同時に「私が辞めて、あれもこれも良くなるならすぐにでも辞める」と発言するな
ど、自分が辞めても、震災や原発事故が劇的に好転するわけではないとの自負は強い。
(続く)
■ソース(東京新聞)(政局取材班)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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