11/06/15 20:20:53.13 0
(>>1の続き)
こうした駆け込み応募の背景には、平成21年に政権交代を果たした民主党が、翌22年の参院選
惨敗で制度を廃止できず、廃止を見込んで22年度の受講を見送った教員たちが、今年度の講習に
流れ込んでいる事情がある。
通信講座で受講する手段もあるが、試験日程の調整が難しく、人気は低いという。
キャンセル待ち状態などが続出している大阪府では、府教委が「秋以降の受講や他府県での受講も
検討してほしい」と呼びかけているが、更新時期の迫った教員の間には焦りや動揺が広がっている。
大阪府内の市立小学校の女性教諭(55)は「パソコンの前に未明まで座り続け、応募を試みたが、
全くアクセスできない状態。やっとつながったと思ったら、キャンセル待ちの表示。受講できない
同僚の間では『教師を続けられないのでは』『どうしよう』と不安が広がっている」と打ち明ける。
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【用語解説】教員免許更新制度
教員に必要な最新の知識・技能の習得を目的に平成21年度に導入され、教員免許に10年の
有効期間を設けた。文部科学省認定の大学などで、2年間で計30時間以上の講習を受け認定試験に
合格しなければ、教員免許が失効する仕組み。文科省によると、23年度に受講期限を迎える教員は
全国で約8万1千人。
-おわり-