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【ウィーン=末続哲也】原発再開の是非を問うイタリアの国民投票は13日、
2日目の投票が締め切られ、即日開票が始まった。
伊国営ANSA通信が伝える投票率の暫定集計値は50%を超えて国民投票は
成立、出口調査によると、反対票は9割を超す見通しで、再開反対派の圧勝が
確実となった。ベルルスコーニ首相は13日、開票終了を待たずに「イタリア
はおそらく原発計画と決別し、再生可能なエネルギー分野の開発に取り組む必
要があるだろう」と述べ、事実上の敗北宣言を行った。
福島第一原発の事故後、原発をめぐる国民投票が行われたのは初めて。欧州で
はスイスとドイツ両政府が将来原発を廃止する方針を決めており、イタリアが
反原発の立場を固めたことで、欧州各国で反原発世論が広がる可能性もある。
イタリアはチェルノブイリ原発事故(1986年)後、国民投票で原発全廃を
決めた。だが、電力の1割以上を輸入に頼り、電力コストが割高になっている。
2008年に政権復帰したベルルスコーニ首相は原発再開の方針を表明したが、
反対する野党側の求めで国民投票が行われた。福島第一原発事故後、反原発世
論が高まったことを受け、伊政府は4月に原発再開の無期限凍結を決めていた。
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