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前任者に「ペテン師」と呼ばれた男と、自衛隊を暴力装置と言い放った「暴言常習者」との内ゲバを
見せられるのは、いやはやたまったものではない。
菅直人首相の退陣時期をめぐる首相と仙谷由人官房副長官の暗闘のことである。政治の惨状に悄然
(しょうぜん)とうなだれる国民を尻目に、2人はひたすら元気に角突き合いを続けている。
「首相を支えるべき官房副長官が早期の退陣を迫り、新しい政治の枠組みに向けて奔走するなんて
不思議な光景だ…」
首相経験者の一人はこうあきれて苦笑する。
確かに、退陣を口にしながら、延命を模索する菅首相はみっともない。だが、首相に引導を渡した返す刀で
鳩山由紀夫前首相、民主党の小沢一郎元代表も含めた「トロイカ」3人に一線を退くよう求めた仙谷氏も
「共同正犯」(西岡武夫参院議長)であるのは間違いない。
「決然と生きる」
首相は11日に岩手県釜石市のボランティアセンターを視察した際、被災者に向けた寄せ書きにこう記した。
被災者やボランティアをねぎらい励ますべき場面で、つい自分の心境を書いてしまう。仙谷氏らによる
「菅降ろし」に、いかに対決するかしか頭にないのだ。
(>>2-10につづく)
▼MSN産経ニュース [2011.6.13 21:50]
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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