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2日に退陣表明した菅首相が、残された任期をどう過ごすかで揺れている。
退陣後の生活に言及して達観した様子を見せたかと思えば、8月まで続投する意欲をにじませる、といった具合だ。
「死んだふり」で月内退陣を求める与野党からの圧力をかわしつつ、なお「延命」を模索しているとの見方は消えない。
「首相の任を外れた後のいろいろな方の行動を見てきた。細川護煕元首相は陶器を作るとか別の分野で活躍している。
私ももともとは発明家になりたかった。やるべきことをやり抜いた後はしっかり考えたい」
9日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、首相は退陣後の身の処し方を淡々と語った。
首相は8日夜に当選1回の民主党衆院議員を都内に集めた際、
2004年に国民年金未加入・未納問題で党代表を辞任して四国八十八か所の霊場を巡る「お遍路の旅」に1人出かけたことを振り返り、
「次は妻と2人で行きたい」と語ったという。
(2011年6月10日09時21分 読売新聞)
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