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9日午前、大阪本社で1人の女性の訪問を受けた。7日付朝刊(大阪本社管内、一部地域は夕刊)に載った
小さな記事の、大きな“被害者”だ。「女性の口の中に指を入れたとして、暴行容疑で男を逮捕」という事件の
被疑者、大阪市大正区三軒家東の自称大学生、姫野翔(しょう)容疑者(21)と住む地域も、大学生ということも、
名前の字句も、年齢まで一緒という男性の母親だ。
男性の名前は「翔」(つばさ)で容疑者とは読み方が異なり、通っている大学も別なのだが、記事には読み方も、
通っている個別の大学名も掲載されておらず、見る限り違いは分からない。こんなこともあるのかと驚いた。
母親は「大学が違うと分かるだけでもいいので、容疑者の大学名をもう一度報道してもらえないか」と訴えた。
警察にも同様の要望をしたが、母親の話では「こちらからは広報できないが、今後は別人がいることに配慮します」
という内容の答えだったという。
憔悴しきった様子の母親は、インターネットの掲示板を印刷した紙を持っていた。特殊な内容の事件であるため
話題となり、一般的な情報の中から、確認されないまま男性の情報が取り出され、容疑者であるかのように
掲載されていた。
母親は「報道された容疑者と息子は別人」とする書面をつくり、住んでいるマンションの世帯各戸に配ったという。
大学生なら、本来は研究や就職活動などに忙しいであろう時期に、全く言われのない被害である。
2以降に続く
ソース
産経新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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