11/06/09 23:04:54.63 0 BE:1018551247-PLT(12066)
>>1(の続き)
「大して何も変わっちゃおらんわ! ただ東日本大震災があって、浜岡原発を止めたのは大きいんじゃないかなあ。突発の思いつきなんかじゃない。
菅さん、国会議員に初当選した1980年にアメリカに出かけ、風力発電を視察しているんです。
風力や太陽光エネルギーこそ、次の時代の基幹エネルギーになると信じてきた。それに究極は植物によるバイオマスエネルギーも夢見ている。
いろんな政党を経験してきたけど、僕の最後は植物党をつくることだって、今も真顔で言ってますから」
で、政界も変わらない?
「うーん、やっぱり、おカネの力でものごとを動かそうとする人が強いのよねえ。あのDNAをわが民主党に残されちゃかなわん。菅さんは違う。
震災の復旧・復興はほかの人でもできるけど、“政治とカネ”の封じ込めだけは菅さんじゃなきゃできないって、誰かが言ってた。
それにしても、永田町の男って政局で元気になるのね。ねたみと、そねみが渦巻いて」
名前こそあげないものの、小沢一郎民主党元代表のことが気になってしょうがないんだなあ。
いつしか伸子さん、大好きな赤ワインをぐいぐい飲みだした。顔が赤らんでくる。さては愛するご亭主を、谷垣禎一自民党総裁に「人徳がない」とののしられたり、
鳩山由紀夫前首相に「ペテン師」呼ばわりされたことに怒りがこみ上げてきた? 「ええ、ええ、うちの菅直人に徳なんてございません。
今の政治家はみんな小粒でしょ。ペテン師? 古いわねえ。昭和の言葉でしょ。まあ、ハラが立つより、くすっと笑っちゃう。鳩山さん、憎めないのよ」
なるほど、敵のあいくちをさらりかわすのも百戦錬磨のゲリラの妻ゆえか。とはいえ、すでに四面楚歌(そか)、
激しくなるばかりの「菅降ろし」の風圧に耐えているのはなぜ? 2日の民主党代議士会で菅さん、こう語りかけた。
「大震災に取り組むことが一定のメドがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、
若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」。ほかでもない、一国のトップの言である。自然に解釈すれば、即辞任と受け取れる。(>>3-5へ続く)
毎日新聞 2011年6月9日 東京朝刊
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