11/06/09 19:28:59.52 0
東京都の教育委員会は2003年、国歌斉唱を義務づける通達を出している。
以来、都教委と、入学式・卒業式の国歌斉唱で起立しない「不起立教員」は、
飽くなき戦いを繰り広げてきた。文部科学省によると、この10年間で国旗・
国歌に関する職務命令違反で懲戒処分を受けた全国の教職員693人のうち、
実に431人が東京都という突出ぶりだ。
彼ら不起立教員の理論的支柱であり、「不起立界のジャンヌ・ダルク」との
異名を持つ人物が、N教諭である。彼らの活動をウォッチするフリーライター
山田祐氏が解説する。
「彼女はふだんから学校で『OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO』(日の丸・君が代反対)と
書かれたトレーナーを着用するなどして、度重なる君が代不起立で都教委から
減給や停職といった処分を受けていました。私が見学に行った2008年の卒業式では、
今回も不起立ならついに免職処分か、といわれていました。
当日は、小中学部合わせて25名の卒業生しかいない養護学校に、数十人もの
支援者が詰めかけ、『君が代不起立』『日の丸・君が代強制反対』といった物々しい
横断幕やゼッケンが掲げられていました。一般生徒や保護者は戸惑った様子でしたが、
彼女は拍手と歓声で支援者に迎えられ、式では不起立を貫いたのです」
そして処分が決まる当日、N教諭は学校の窓から叫んだ。
「みんな聞いてー!(都教委は私を)クビにさせることはできなかった!」
門の前の支援者らは涙を流し、「勝ったぞー!」と歓喜の雄叫びを上げたのだった。
結局、彼女はその後も免職されることなく、停職中も「停職出勤」と称し学校に通っては
校門前で「君が代不起立」のプラカードを掲げる日々を送り、今年定年退職を迎えた。
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(www.news-postseven.com)