11/06/08 15:33:50.43 0
★熱血!与良政談:民主の未熟、自民の無責任=与良正男
東日本大震災の被災者たちの、まるで先が見えない苦しい日々が続く中、自民党など
野党が内閣不信任決議案を提出し、民主党からも大量の同調者が出そうになったのは、
私にはあきれるばかりの出来事だった。
菅直人首相が否決された途端に年明けまでの続投をにおわせたことも、鳩山由紀夫前
首相がそれを「うそつき」呼ばわりしたのも、民主党の未熟さ、幼稚さを改めて示すも
のだった。
それでも、こうなった以上は何とか菅内閣よりましな政治体制を作ってもらいたいと
願う。しかし、ことはそう簡単に進まないのではなかろうか。
民主党内の小沢一郎元代表をめぐる「小沢対反小沢」の対立は実際には何ら解消され
ていない。今、「ポスト菅」として名前が挙がっている人たちは、ほとんどが「反小
沢」に属する。小沢元代表が納得しなければ再び、党内抗争に発展する可能性がある。
私たちは党を二分する代表選びにまたまた延々と付き合わされるのだろうか。
しかも、誰が代表=首相になっても国会の衆参ねじれ状況は変わらない。そこでにわ
かに語られ始めたのが、民主と自民の大連立だ。
私は震災直後、自民党の谷垣禎一総裁が菅首相からの入閣要請を断った際、本欄で
「谷垣氏は入閣すべきだった」と書いた。与野党協力して危機に臨むということであれ
ば、期間限定で復旧・復興に課題を絞り連立するのも一つの方法だと今でも思う。
(続く)
URLリンク(mainichi.jp)