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北朝鮮の日本人拉致事件で国際手配中の辛光洙(シン・グァンス)容疑者(81)の動静が08年以降途
絶えていることが分かった。辛容疑者は00年に北朝鮮に送還され「英雄」として北朝鮮メディアに度々登場。
だが昨年の送還10周年行事に姿を見せず、重病説が浮上している。また、別に手配中の金世鎬(キム・セホ)
容疑者(03年当時74歳)は死亡情報も出ている。拉致事件では被害者や家族に加え容疑者も高齢化し、
真相究明は時間との闘いとなっている。
辛容疑者は原敕晁(ただあき)さんになりすまして韓国で工作活動し、85年、同国で逮捕、収監された。
しかし、初の南北首脳会談を受けて00年9月に他の「非転向長期囚」62人とともに送還された。北朝鮮で彼らは
「不屈の統一愛国闘士」と呼ばれる。
ラヂオプレス(東京)などによると、辛容疑者について
▽写真集に登場(02年)
▽朝鮮労働党機関紙「労働新聞」へ寄稿(03年)
▽植民地支配からの解放祝賀行事出席(05年)
▽建国60周年閲兵式観覧(08年)
--などが確認されている。だが「晴れ舞台」の送還10周年記念行事には出席が確認できず、その後も消息は
途絶えたままだ。ソウルの北朝鮮専門家は「重病の可能性が高い」と指摘する。
一方、金容疑者は77年の久米裕さん拉致事件で国際手配された。日本の捜査で77~81年に貿易代表団員と
して計6回、来日したことが判明している。当時、金容疑者のガイドを務めた日本人男性は毎日新聞の取材に対し、
00年代に訪朝した際、北朝鮮当局者から「(金容疑者は)死亡した。仕事で功績があったとして、遺族は国に
面倒を見てもらっている」と伝えられたという。
男性は、金容疑者が日本滞在時、事前に提出した行動予定を無視し、太平洋側の視察なのに日本海側を回る
など単独行動を取った▽名義の違う3種の旅券を所持していた--なども明らかにした。
ソース
URLリンク(mainichi.jp)