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「原発事故で援助物資が入ってきません。病気の高齢者100人が孤立し、このままでは餓死、凍死してしまいます。助けてください」。
3月下旬、こんなメールが転送されてきた。
福島県いわき市の老人ホームに電話すると「確かに大変ですが、一番困っているのはガソリンが足りないこと。死者が出る状況じゃありません」。
入所者を心配する人が電子掲示板に大げさに書き込み、広がったようだ。
たちの悪い流言飛語もあった。同じ頃、「外国人犯罪集団が出没し、略奪やレイプを繰り返している」という情報が寄せられた。
だが、被災地の警察に届け出はない。根拠のないうわさがツイッターなどを介して流れていた。
インターネットが普及した社会で起きた東日本大震災。特にツイッターは安否確認などで役立った半面、不確かな情報も瞬時に流布させた。
混乱に乗じて人々の不安をあおるデマに対しては、関係者・機関が正しい情報をすばやく発信することが重要だ。
そして何より、私たちも情報の確かさを見極める目を養いたい。【森本英彦】
毎日新聞 2011年6月7日 12時00分
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