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大洗町の暴走族グループが東日本大震災をきっかけに解散し、元メンバーの少年たちが地元でボランティアグループをつくった。
彼らを励まそうと県内外の人からTシャツやストラップに似た「根付け」の温かな善意が届いている。 (堀尾法道)
解散したのは、同町で三十年以上続く暴走族で十六~十九歳の約二十人からなる「全日本狂走連盟愚連(ぐれん)隊大洗連合ミスティー」。
少年たちの面倒を見ている同町の西福寺の執事小野融教(ゆうきょう)さん(35)によると、
震災後、避難所に身を寄せた被災者のメンバーたちは、そこにいる住民から「お水はあるか」など気遣われた。
触れ合ううちに「今まで迷惑を掛けてきた」と思うようになり、解散を決意。四月十七日に水戸署で解散式を行った。改造バイクも騒音が出ないよう元に戻した。
そんな彼らに四月末、つくば市の女性(67)から寺に約二十個の根付けと手紙が届いた。義理の母、中山てるさん(91)が大病を乗り越え作った物で、
元リーダーの少年(16)にあてた手紙には「根付けがくじけそうになった時のお守りになったらうれしい」とあった。
少年は涙をこらえるように下を向き、手紙を胸のポケットに入れた。
「活動のためマスクや軍手を買ってください」とお金を申し出る人もいた。水戸署にも群馬県の女性から彼ら二十人分のTシャツと軍手、靴下が送られた。
小野さんは「応援してくれている人がいると分かると、彼らのパワーになる」と喜ぶ。
元リーダーの少年は本紙の電話取材に「元暴走族に対してもこんなに思ってくれている人がいるなんて…」と恥ずかしそうに話す。
大洗町では震災で一人が死亡。四メートル以上の津波にも襲われ、海岸沿いの民家や施設、港などが被災し、最大三千三百人が避難した。
ソース 東京新聞 【茨城】震災きっかけに暴走族解散 「根付け」「手紙」…届く善意2011年6月6日
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
少年たちを励ますために届けられた根付けと手紙=大洗町磯浜町の西福寺で
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