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★判決は気味が良かったですか? 小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」
橋下さんの真意が、愛国心の涵養にあるのだとすると、おそらく強制は逆効果になる。
なんとなれば、起立や斉唱を強制することは、自発的な愛国心の発露であるところの起立や斉唱をスポイルするはずだからだ。
愛国心は国家の側が制御できる感情ではない。
むしろ、国民の内心に育った愛国心が国をコントロールするというのが正しい順序だ。愛は求めるものではない。与えるものだ。
愛国心に限らず、どんな感情であれ、人間の心の動きは、強制できるものではない。強制可能なのは、形式だけだ。
たとえば、結婚指輪の装着を強要することはできる。が、愛情それ自体を強制することはできない。
メールの末尾に必ずハートマークの付加を要求することは可能だし、
毎日一回必ず「愛してるよ」と口に出して言うことを条件づけることもできるだろう。
結婚記念日の度に体重分の花束を持って帰るルーティンを習慣化することも不可能ではない。
でも、永遠の愛を義務化することはやはりできない。誓うことはできる。
でも、誓いの遵守を強いることはできない。誓いて遠きは男女の仲。残念だが。
起立と斉唱の法制化は、愛国心の有無をではなく、愛国心の形式を規定するものだ。
と、愛国心そのものは、強制の影で、萎縮するかもしれない。
萎縮するだけならまだ良いが、強制された愛国心は欺瞞を身につけるかもしれない。
結婚指輪の着用を義務づけられている男は、それを外した瞬間、
変身モノのヒーローみたいに華麗な人格変容を果たす―という話を聞いたことがある。
そのデンで行くと、強制された国歌を歌い続けた子供たちは、国という主体に対して、
裏表のある感情を抱くようになるかもしれない。面従腹背。って、売国奴の定型だぞ。どうするんだ?
「知ってる? N山さんって指輪を外すと別人28号に変身するらしいわよ」
なんと、指輪は不倫用の切り替えスイッチとして機能している。なんたる皮肉。 (以下略)
日経ビジネスオンラインから一部抜粋 URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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★1の立った日時 2011/06/04(土) 14:48:38.81