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夏場の電力不足に対応するため、県民も行政も節電対策に知恵を絞っている。キーワードは
「窓を開ける」。一般家庭にも15%の節電目標が求められるなか、網戸や殺虫剤などの商品が
好調だ。茅ケ崎市では毎夏恒例の職員のアロハ着用期間を拡大した。6月22日には県内一斉の
節電が実験的に実施される。
■殺虫剤も好調
ホームセンター「ユニディ」ラゾーナ川崎店(川崎市幸区堀川町)では、寝苦しさを解消する
ためのジェル入りマットなど冷却寝具を目立つ場所に陳列した。栗田要店長(40)は「今夏は
冷房を使わず、窓を開ける機会が増えると想定されているお客さまが多い」と話す。
同店では、網戸が早くも昨年の倍以上、売れた。窓を開けてもプライバシーを保てるよう、
レースのカーテンも売れている。窓を開け閉めする際に蚊などの虫が入ってくるのを心配してか、
殺虫剤や防虫剤などの売れ行きも好調だ。
日よけ用に、すだれはもちろん、“緑のカーテン”を作るためにはわせるアサガオやゴーヤなど、
つる性植物も人気が高く、ゴーヤの苗はピークのゴールデンウイークには1000株が売れたという。
栗田店長は「うちわや扇子など電気を使わない商品はよく売れる。これからは風鈴や鑑賞用植物
など音を聞いたり眺めたりして涼を得るものも売れるのでは」とみている。
■アロハビス
茅ケ崎市は職員のアロハシャツ着用を認める毎夏恒例の「アロハビズ」期間を従来の6~8月から、
今年は5~10月に拡大した。同市内では商工会議所などが中心となり、「窓を開け、風を感じる」を
コンセプトにアロハ着用を推進しており、市役所でも平成16年度から金曜の着用を開始。20年度
から週2回に増やし、今夏は期間中、毎日着用を認めた。
※続きます。
産経msnニュース
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