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与野党対決となった青森県知事選は5日、投開票が行われ、無所属現職の三村申吾氏(55)=
自民、公明推薦=が、無所属で元県議の山内崇氏(56)=民主、国民新推薦=ら2新人を破り
3選を確実にした。4月の統一地方選で大敗した民主党は、またも地方選を勝利できなかった。
自民党の大島理森副総裁(衆院青森3区)は5日夜、「被災地の選挙でこういう結果が出たのは、
菅政権への不信任と言わざるを得ない。菅首相の早期退陣の上に、新しい政治体制を作り、
復旧、復興に向けて努力をしなければならない」と民主党を批判した。
三村氏は2期8年の実績を強調。産業振興政策をさらに進めることなどを中心に訴えた。定数48の
県議会の6割以上を占める自民県議の全面的支援を受け、安定した選挙戦を進めた。
青森県は原子力関連施設が多く、県財政は原発に依存している。知事選では、福島第1原発事故を受けた
原発問題も争点の一つになったが、三村氏は原発問題に積極的には触れず、青森県独自で
「安全検証委員会」を設置する方針を掲げて当選した。
民主党推薦の山内氏は、かつては三村氏と同じく原発推進派だったが、選挙戦では「原発新設の凍結」を
打ち出し、三村氏との違いを強調した。それでも、有権者の支持は得られなかった。
三村氏は安全検証委員会設置に向けて原子力工学や地震、津波の専門家の人選を進めている。
ただ、県独自の検証には、限界を指摘する声もある。