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派閥の影響力排除などを柱とする自民党改革委員会(委員長・塩崎恭久元官房長官)の改革提言案が、
ベテラン議員らの猛反発で「骨抜き」の危機にさらされている。
5月末にまとめた提言案は、派閥について「党運営に関与しない」と明記したほか、「検討課題」として、
「首相経験者は、次期総選挙において公認・推薦しない」との方針も盛り込んだ。
改革委のメンバーは中堅・若手議員が中心のため、「これをやりきれば自民党も変わる」(当選2回の
平将明衆院議員)と、世代交代の促進を狙った。
これに対し、伊吹派会長の伊吹文明・元幹事長は、「党運営に派閥が関与したことは一切ない。(古賀派
所属の)塩崎君は派閥を抜けてから言うべきだ」と主張。麻生派会長の麻生元首相も、谷垣総裁に
「公認されなくても、オレは選挙に出るぞ」と怒りをぶちまけた。
党執行部は「提言案は刺激が強すぎた」とし、内容の見直しを改革委に指示する構えだ。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年6月4日11時19分]
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