11/06/04 08:04:32.40 0
>>1の続き
一方、事故発生の4日後に周辺の市町村で行った放射性物質の調査のうち、
原発から30キロから50キロの4か所で採取した雑草などのデータも
公表されていませんでした。このうち、原発の北西およそ38キロの川俣町で
採取した雑草からはヨウ素131が1キログラム当たり123万ベクレルという
高い濃度で検出されていました。
原発周辺の雑草については、この調査から9日後になって初めて飯舘村で
1キログラム当たり252万ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表されていました。
これについて、環境中の放射性物質に詳しい学習院大学の村松康行教授は
「放射性ヨウ素は子どもへの影響が大きく最も注意が必要な物質だ。早い段階で
遠くまで放射性ヨウ素の汚染が広がっていることが公表されていればより早く
何らかの対応ができた可能性がある。当時の対応を検証する必要がある」と指摘しています。
データの公表が遅れたことについて、原子力安全・保安院は「対策本部を
現地から福島県庁に移す際に混乱したため、データがあることは把握していたが、
公表しようという考えに至らなかった。深く反省している」と話しています。
(終わり)