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★「死して屍拾う者なし…」 証明された「誠意なき」首相
「政治家の秘訣(ひけつ)は、ほかにはないのだよ。ただ誠心誠意の四字しかないよ。
伊藤(博文)さんは、この政治家の秘訣を知らない」
勝海舟は明治29年5月、倒れる直前の第2次伊藤博文内閣に引導を渡す際にこう語
った。明治は遠くなりにけり。
4日で首相指名から1年を迎える菅直人首相は、国民の批判に耳をふさぎ「やるやる
詐欺」ならぬ「辞める辞める詐欺」を働き、その地位にかじりついている。明治の元勲
にさえ苦言を呈した勝海舟がこの姿を見たら何と言うだろうか。
首相は3日の閣僚懇談会で、2日の内閣不信任決議案採決直前に鳩山由紀夫前首相と
交わした退陣の約束をあっさり否定した。
「自分と鳩山氏の会話は確認文書に書いてある通りだ。それ以外のことは一切話をし
ていない」
これを信じた閣僚はいないだろう。現に鳩山氏は首相を「ペテン師」呼ばわりして
激怒している。
不信任案可決の公算が大きくなった1日深夜から首相周辺は「民主党代議士会で首相
が辞意を表明する」という情報を複数のルートを通じて流した。
実際には「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい」とあいまいな
表現で退陣をほのめかしただけだったが、多くの民主党議員はあらかじめ「退陣」の2
文字が頭にすりこまれていたために真に受けた。こうやって造反の芽を摘み、不信任決
議案を否決した途端に「福島第1原発が冷温停止になるのが一定のめどだ」と来年1月
までの続投を表明した。
(続く)
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)