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(>>1の続き)
◇北沢、平野氏が調整
岡田氏ら10人の会合が開かれていたホテルには、別に、首相が信頼する北沢俊美防衛相と、
鳩山由紀夫前首相に近い平野博文元官房長官の姿もあった。鳩山氏が不信任案賛成を表明したことで
党分裂への危機感を強めていた平野氏が、北沢氏と打開策を話し合った。北沢、平野両氏は翌2日朝も
衆院議員会館で協議して首相と鳩山氏の間で交わす3項目の「確認事項」の文案を固め、北沢氏は
茶封筒に入れて首相官邸に向かった。
同日午前11時すぎ。鳩山氏が平野氏を伴って官邸に現れ、首相は立会人として岡田氏を呼んだ。
文書には「退陣」の文言も日付もなかったが、できるだけ意義を強めようと、鳩山氏が「署名を
いただけますか」と迫った。これに対し、首相は「2人の信頼関係の中ですから(署名なしでも)
全く問題ありません」とかわした。結局、鳩山氏が「信じます」と折れた。
こうして迎えた2日正午の党代議士会。野党多数の参院の円滑運営のために、首相が身を引くことを
期待していた輿石東参院議員会長は、首相と鳩山氏のやりとりをテレビ画面で見詰めていた。首相が
最後まで退陣時期を明確にしなかったことを確認すると、電話を取り上げ、怒鳴った。「何てことを
してくれたんだ」。相手は平野氏だった。
-おわり-