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東京電力福島第1原発事故で、文部科学省と経済産業省原子力安全・保安院は3日、
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の計算結果で、
未公表分がそれぞれ37件と5件あったと発表した。いずれもホームページなどで
公表する。
文科省によると、未公開データは3月11日から13日にかけ、福島第2原発から
放射性物質が放出されたと仮定して拡散を計算した結果37件。坪井裕審議官は3日の
政府・東電統合対策室の会見で、「第1原発はすべて公開したが、担当者が第2原発の
分を失念していたようだ」と述べた。
一方、保安院は3月12日に福島第2原発4号機について、格納容器内の圧力を外に
逃す「ベント」を行ったと仮定して試算した3件と、同17日に第1原発2号機から
放射性物質が放出されたと仮定した2件が未公開だった。
保安院によると、運用を担当する原子力安全技術センターから指摘があり、2日夜に
公開漏れが判明したという。
▽時事ドットコム
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