11/06/03 14:23:59.53 0
(>>1のつづき)
◆「終わり」の始まり◆
玉虫色の合意のほころびは、すぐに表面化した。
「それはウソだ。私と首相との間で、辞めていただく条件の話をした」
岡田が2日昼の党代議士会後、菅の退陣時期について「区切っていない。(確認事項が続投の
条件とは)言ってない」と記者団に語ったことを伝え聞いた鳩山は色をなして反論した。
逆に、菅は「紙に書いてないのに、何を言っているんだ」と、鳩山への不信と怒りを周囲にぶちまけた。
鳩山が代議士会で、2011年度第2次補正予算案の「編成のメド」をつけた段階で菅が辞任すると
説明したからだ。
鳩山には、小沢一郎元代表の顔も立てなくてはいけない事情があった。2日午前の菅との会談
内容を小沢に報告した際、「どこまでしっかり詰めたのか」と問われ、「私が代議士会できちっと
話をします」と約束したのだ。
ただ、不信任案否決後、鳩山が議員会館のエレベーター前で居合わせた側近議員に語りかけた
言葉には、菅への不信が色濃くにじんでいた。
「まだ油断できない。もし約束不履行だったら(退陣を求める)両院議員総会を(実現する署名を)150人、
いや250人は集めないといけない」
矛先は岡田にも向いた。
「岡田氏が小沢元代表は除籍と言っているって? 本当にやるなら、岡田氏のクビを取らなくては」
当選1回の若手衆院議員は衆院本会議後、ため息交じりに「民主党の『終わり』は、まだ始まった
ばかりの気がする」とつぶやいた。(以上)