11/06/03 12:06:43.26 0
★不信任案否決:副大臣らの辞意撤回 官僚から怒りの声
菅直人政権への内閣不信任決議案否決から一夜明けた3日。「不信任案に賛成する」
として辞表を提出していた民主党の副大臣や政務官らの慰留、辞意撤回などの動きが続
いた。東日本大震災の被災地復興に向け奔走してきた官僚からは「政治主導と言いなが
ら、権力争いで復興事業を投げ出したことも、慰留されれば撤回する姿勢も理解できな
い」と怒りの声も漏れた。
被災地復興の方向付けを決める国土交通省の「被災の復旧・復興に関する検討会議」
を主宰し、仮設住宅などインフラ復旧の指揮をとってきた三井辨雄(わきお)副国交
相。1日に首相官邸に辞表を提出したが、首相から慰留され一転続投を明言した。同省
幹部は「政治主導と言いながら、簡単に『辞める』と言うのはおかしい」。別の幹部は
「昨日は丸一日仕事がストップした。政局の火種はまだ残っており、今後もこうしたこ
とが起こらないか心配だ。被災地の住民に申し訳ない」と話す。
被災自治体の状況を確認するため岩手や宮城県などを視察してきた鈴木克昌副総務相
も辞表を出したが、続投することに。総務省のある職員は「辞意を一度伝えたのに慰留
されたら続ける姿勢が理解できない」とあきれた表情で語る。
樋高剛環境政務官は震災発生後、環境省の災害廃棄物対策特別本部長を務め、がれき
処理で省内外の調整などに当たっていた。慰留を受け入れたことに同省幹部は「元に戻
って良かった。それにしてもこの騒ぎはなんだったんだ」とため息を漏らした。
(続く)
【川上晃弘、中山裕司、江口一】
URLリンク(mainichi.jp)