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★さすがにこれは見過ごせない―民主党のありえない話 (1/2)
民主党政権は、2009年秋の発足当初からいろいろおかしなところがある。あまりに多
すぎていまさら「変だ」などと怒るのも野暮かもしれないが、さすがにこれは見過ごせ
ない。
3月12日の夕方、水素爆発を起こした1号機の原子炉を冷却するために海水を注入して
いたのに、なぜか55分間中断をしていたという報告が東京電力から出てきた。「再臨界
の恐れあり」と判断した官邸の指示があったとか、それとも東電が官邸の議論を忖度
(そんたく)して「自主的」に中断したとか、事実関係の確認で大騒ぎ。さらに、原子
力安全委員会の斑目委員長が再臨界の可能性を指摘したという細野首相補佐官の発言に
ついて、斑目委員長がそれを否定するというおまけまでついた。結局は、福島第1原子
力発電所の所長判断で海水注入を止めていなかったということになったが、これで大騒
動も一件落着とはいかない。
誰が何を言ったのか(とりわけ菅総理が再臨界をどのくらい気にしていたのかなど)
は、今となっては正確なところは分からない。地震発生後わずか20数時間しかたってい
ない時である。官邸にしても東電にしても相当混乱していたはずだ。しかし今は、そこ
からすでに2カ月以上が経過している。当事者の記憶は、往々にして自分に都合のいい
ように書き換えられるものだ。事故調査・検証委員会がどれほど熱心に調査しても、
結局、真相は明らかにならないかもしれない。
ただ不思議でならないのは、この打ち合わせのときに議事録は取らなかったというこ
とがありえるのだろうかということだ。通常、政府が行う公式の会議で議事録を取らな
いとか、録音や録画をしない会議などというものがあるとは思えない。権力の行使は後
の世の評価に資するために、ありとあらゆることを記録しておくものだと思う。
(続く)
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