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(>>1の続き)
中部電力浜岡原発の停止を要請したときも、経済産業相が発表する準備を進めていた
のに、首相が自らの手柄とするために、発表の場を奪ったと報じられた。
それほどまでして、形だけの「手柄」を並べたてることが指導力だと考えているのだ
としたら、大きなカン違いではないだろうか。
G8サミットの少し前のことだったが、6月いっぱいで退任が決まったゲーツ米国防
長官(67)が米テレビ番組に登場し、歴代大統領の人柄や指導力について語っていた
のを興味深く視聴した。
ゲーツ氏はジョンソン政権時代に20代で米中央情報局(CIA)に入り、公職の
大半を情報と政治の世界で過ごした。オバマ氏を含めて計8人の大統領に仕えたという。
ウォーターゲート事件で辞任したニクソン氏は「外交で輝かしい成果を挙げたのに、
ゆがんだ個性のせいか最も変わった人だ」。旧ソ連のアフガニスタン侵攻やイランの米
大使館人質事件で窮地に立ったカーター氏は「優先順位を決められない人。同時に多く
の結果を出そうとして、うまくいかなかった」そうだ。
ゲーツ氏が連続して仕えたブッシュ前大統領とオバマ氏の寸評も面白い。世論の反対
に抗してイラクへの米軍増派決定を下したブッシュ氏は「世論に惑わず、決断を歴史に
委ねる覚悟があった」という。
(続く)
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