11/05/29 18:39:10.19 0
原発に代わるエネルギーをどうすべきか、ジャーナリストの池上彰氏は「日本ならでは」の
エネルギーに注目すべきと指摘する。
* * *
私が注目したいのは、「日本ならでは」の新エネルギーです。
たとえば今、最も有望な代替エネルギーの一つは地熱発電です。日本は火山国であり、
地下には1000度ものマグマだまりで熱せられた高温の地下水が豊富に広がっています。
簡単に言うと、温泉の元ですね。
日本の地熱資源量は、2300万kW以上。アメリカ、インドネシアに次いで世界第3位を誇り、
ざっと原発20基分に相当するとも言われます。地下に眠るこの“宝”を有効活用しない手は
ありません。
地熱発電は高温の地下水から熱水や蒸気を取り出し、タービンを回して発電します。地下水は
その後、再び地下に戻すため枯渇せず、天候や気象条件に左右されないので安定した出力が
見込まれる上、CO2の排出が少ない。利点だらけなのです。
しかし、国内の地熱発電所は17か所にとどまり、総電力に占める地熱発電量はわずか0.3%
(2007年度)。
しかも、ここ10年ほどは新設されていません。なぜでしょうか?
(>>2-10につづく)
▼NEWSポストセブン [2011.05.29 16:00]
URLリンク(www.news-postseven.com)