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九州電力玄海原子力発電所1号機(佐賀県玄海町)の原子炉圧力容器の劣化が
想定以上に進んでいる恐れのあることが、九電の資料などからわかった。九電は
「安全性に問題はない」とするが、専門家は「危険な状態で廃炉にすべきだ」と指摘。
1号機は稼働中で、反原発団体は原子炉の劣化を危険視している。
原子炉は運転年数を経るにつれ、中性子を浴びて次第にもろくなる。その程度を調べるため、
電力各社は圧力容器内に容器本体と同じ材質の試験片を置き、もろさの指標である
「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度」を測っている。温度が上がるほど、もろさが増しているとされる。
1975年に操業を始めた玄海原発1号機は九電管内で最も古い原発で、
想定している運転年数は2035年までの60年間。脆性遷移温度は76年、80年、93年に測定し、
それぞれ35度、37度、56度だった。ところが、09年には98度と大幅に上昇した。
九電はこの測定値から、容器本体の脆性遷移温度を80度と推計。
「60年間運転しても91度になる計算で、93度未満という
新設原子炉の業界基準も下回る数値だ」と説明している。
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2011年5月27日16時5分
URLリンク(www.asahi.com)