11/05/27 14:40:23.96 HVh3j280O
つづき
若狭の国は海に沿って、やはり長浜と称する別の大きな町があった。
そこには多数の人々が出入りし、(盛んに)商売が行われていた。
人々の大いなる恐怖と驚愕のうちにその地が数日間揺れ動いた後、海が荒れたち、高い山にも似た大波が、遠くから恐るべき唸りを発しながら猛烈な勢いで押し寄せてその町に襲いかかり、ほとんど痕跡を留めないまでに破壊してしまった。
(高)潮が引き返す時には、大量の家屋と男女の人々を連れ去り、その地は塩水の泡だらけとなって、いっさいのものが海に呑みこまれてしまった。
気が向いたらつづく