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「優柔不断で腰砕けの谷垣じゃあ、今国会で不信任案を提出できないかもしれん。だけど、その前に例の問題が再燃して、どのみち菅は退陣に追い込まれるさ」
自民党のベテラン議員がこう言う。「例の問題」とは、外国人からの違法献金問題。横浜市内でパチンコ店を経営する在日韓国人のK氏から、06年に100万円、
09年に4万円の献金を受け取っていた一件だ。3月11日の大震災当日、朝日新聞が1面トップで報じた。
「前原誠司外相(当時)が同じ外国人献金問題で辞任した直後で、しかも、前原氏の5万円に対して菅首相が受け取っていた金額は100万円とケタ違い。
3月11日の国会でこの問題を追及された菅首相は“外国籍の方とは知らなかった”と強弁しましたが、誰が見ても絶体絶命のピンチでした。
そこへ、未曽有の大震災が起きたのです」(国会担当記者)
週刊文春(4月14日号)によれば、菅は違法献金が表沙汰になると知るや、K氏に「とにかく逃げて下さい」と指示。震災翌日にも電話をかけ、
「過去も現在も未来も会ったことはなかったことにしてくれ」と念押しをしたという。震災対応そっちのけで口止め工作とは呆れるが、
その後、ドサクサに紛れてコッソリ返金していたことも分かった。
●不信任案より先にコレで退陣!?
これで本人は逃げ切ったつもりだろうが、そうは問屋が卸さないのだ。K氏を知る関係者が明かす。
「菅首相は音信不通になり、一方的に絶縁されたK氏は怒り心頭。マスコミに洗いざらいブチまけると息巻いています。
K氏は周囲に『菅はオレの国籍を知って付き合っていた』と明言。昨年、韓国大使館で開催された音楽コンクールに関する口利きなど、
具体的な便宜供与についても話し始めています」(>>2-3へ続く)
ゲンダイ 2011年5月26日 掲載
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