11/05/26 19:32:09.76 0
東京電力は26日、震災発生翌日に福島第1原発1号機で
冷却のための海水注入が一時中断したとされる問題について、
実際には同原発の吉田昌郎所長の判断で中止せず、注水が
継続していたと発表した。ヒアリングに対し、吉田所長が申し出たという。
(中略)
東電によると、3月12日午後2時50分、清水正孝社長が海水注入を了承。
同3時36分には1号機原子炉建屋が水素爆発した。同6時5分、政府から
海水注入の指示があり、同7時4分に注水を開始した。
その約20分後、官邸に連絡役として駐在していた武黒一郎東電フェロー側から
「首相の了解が得られていない」と東電本社や福島第1原発に連絡があった。
官邸側から直接中止の指示はなかったが、東電は「最終的な責任を負う首相が
了解していない状況で、注水を継続すべきではない」と判断。同原発と本社を
結んだテレビ会議で中断を決めた。
吉田所長は会議で特に異論を述べなかったが、「注水継続が何よりも重要」と
自分で判断し、注水を続けた。同原発から午後8時20分に注水再開の連絡が
入ったため、東電はこれらをもとに、注水が55分間中断したと発表した。
東電は今月21日の発表の際、本社の関係者らから聞き取っただけで、
吉田所長から聴取していなかった。24、25日に調査担当者を派遣して
ヒアリングを行った際、吉田所長が注水継続を申し出た。
吉田所長は「国会などで議論になり、よく考えた。国際原子力機関(IAEA)の
調査団も来ており、正しい事実に基づき、事故の評価、解析が行われる
べきだと考えた」と説明したという。
(2011/05/26-19:20)
URLリンク(www.jiji.com)