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4月の地方選で躍進した地域政党・大阪維新の会が、学校行事で君が代斉唱の際、
起立と斉唱を教員に義務づける条例案を開会中の府議会に提出した。
同会代表の橋下徹知事は「起立しないのは府民への挑戦」として、
違反した教員を処分する条例案も9月議会に提出するという。実名公表にも言及した。
都道府県教委が君が代斉唱時の起立、斉唱を各校に通達し、守らない教員を処分した例はあるが、
条例で義務づけているところはない。
先の選挙で維新の会は、府と大阪市との二重行政の解消をめざす「大阪都」構想を主に訴え、府議会で過半数を得た。
多くの有権者は、経済的に地盤沈下の著しい大阪の閉塞(へいそく)状況を打開してほしいと期待して一票を投じたはずだ。
それなのに最初の議会で出してきた重要条例案の一つが、日の丸・君が代をめぐる公務員の服務規律に関するものだった。
驚いた府民も少なくないだろう。選挙中にこんな条例に触れた候補者はほとんどいないし、
同会のマニフェストには何も書いていないのだから。
数で押し切れば可決される。それでも他の会派は条例案を吟味し、議論を深めてほしい。
第2会派の公明党は「府教委が現場で丁寧に指導すべきこと」と、条例化に反対の姿勢だ。
平和・人権を党是に掲げてきた真価を見せてもらいたい。
公明党は維新の会が過半数をとれなかった大阪市議会でも第2会派であり、大阪都構想推進へのかぎを握っているのだ。
知事は「公務員なら君が代に敬意を払え」「子どもたちの晴れ舞台は厳粛なムードで」「身分保障に甘えるな」とツイッターに書き、
違反を繰り返す教員を免職すべきだと主張する。 (>>2-3へ続く)
asahi.com 2011年5月26日(木)付
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