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皮膚科医は、臨床的エビデンス(根拠)がないにもかかわらず、寄生虫による皮膚感染を
訴える患者を診察することがある。こうした症例では、すべて患者の想像(妄想)で
あるとする一般的な診断が正しい場合が多いことが、新しい研究で、示唆された。
研究者らは、患者が“寄生虫妄想症(delusional parasitosis)”と呼ばれる精神疾患を有するとしている。
米メイヨークリニック(ミネソタ州ロチェスター)皮膚科教授のMark D. Davis博士は、
「微生物(organism)を見逃していることが判明したのではない。医師が妄想症を疑う場合、
その臨床的な印象は皮膚生検でも変わらないと予測できる」という。患者は自分の
皮膚に昆虫や微生物、蠕(ぜん)虫が外寄生(infest)していると考え絶望的になり、
ピンセットやナイフで取り出そうとしたり、多くの医師の診断を受け抗生物質を入手しようする。
生活が破綻している患者も多いという。
今回の研究で、同氏らは2001~2007年にメイヨークリニックを受診し、生物・無生物の
侵入を訴えた108人の皮膚の検体を調べた。被験者の75%が女性で、平均2.3年間症状がみられた。
被験者の79%は微生物の外寄生を訴え、それ以外は蠕虫や卵、線維、もしくは
“微小片”や木材腐朽菌、ガラス、車のオイルなど他のものが侵入していると信じていた。
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