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未明火事で４人死亡、３人意識不明 名古屋の民家、３世代同居 2011年5月25日 13時48分
２５日午前３時３５分ごろ、名古屋市瑞穂区豊岡通２の無職野田功さん（７９）方から出火、
木造２階建ての２階部分６０平方メートルを焼いた。野田さん方は親子３世代の８人家族で、
７人が病院へ搬送されたが、４人の死亡が確認され、３人も意識不明の重体。功さんの
妻の弘江さん（８４）は逃げ出し、無事だった。県警は失火とみている。
死亡したのは功さんのほか、長男の無職修さん（５４）と、修さんの長男で
名古屋市立南養護学校高等部３年生の京伯（きょうはく）さん（１７）、
次女で同市立瑞穂小学校４年の亮子さん（９つ）。
重体となっているのは、修さんの妻の千明さん（４３）、修さん夫妻の
長女で瑞穂小６年の修子さん（１１）、三女の彰子（しょうこ）ちゃん（５つ）。
瑞穂署によると、弘江さんは「１階で寝ていたら、２階から火が出たのに
気付いて逃げた」と話している。弘江さん以外の７人は出火当時、
いずれも２階で就寝中だったらしい。
野田さん方は１階にリビングや台所、風呂、６畳の部屋などがあり、
２階に４部屋がある。７人は２階の西側と北側の部屋、廊下に倒れていた。
千明さんとみられる女性から「パソコンのあたりから燃えている」と
消防へ通報があった。２階南東側の部屋には、修さんが使用していた
パソコンが５、６台あり、県警は火元とみている。
近所住民らによると、この家で功さん夫婦が２人で暮らしていたが、
病気がちの功さんの介護のため、修さん一家６人が昨秋、
瑞穂区内の別の場所から移り住んできたという。
現場は地下鉄桜通線瑞穂運動場西駅から西へ２００メートルにある
幹線道路沿いの住宅街。すぐ西側に修子さんらが通う瑞穂小学校がある。
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