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菅直人首相は23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第1原発1号機への
海水注入が一時中断した問題で、自らは指示していないと強調した。だが、海江田万里経済
産業相は過去の国会答弁で首相が関知していたことをほのめかす発言をしている。原子力安全
委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は注水が中断した場合、「原子炉の状態は悪化する」との
認識を示した。指示は誰がしたのか、55分間中断の影響はあったのかを探った。
「報告はなかった。報告が上がっていないものを『止めろ』とか言うはずがない。私が止めた
ことは全くない!」
菅首相は自民党の谷垣禎一総裁から注水が中断した経緯を追及されると、ひたすら関与を否定し
続けた。
首相答弁の「報告がなかった」とは、東電が3月12日午後7時4分に海水による「試験注入」を
始め、同25分に停止したことを指す。首相は、注水が行われていたこと自体を知らされていな
かったので、「聞いていない」と激怒することはありえないとしたのだ。
(>>2-10につづく)
▼MSN産経ニュース [2011.5.24 00:22]
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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▽写真=東日本大震災復興特別委員会で質問に立つ自民党の谷垣禎一総裁(左手前)。右端は菅直人首相、
左奥は原子力安全委員会の斑目春樹委員長=23日午前、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)
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