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14世紀に起きた大地震「正平(しょうへい)南海地震」が、東南海地震と連動していたことを裏付ける記述を、
三重県地震対策室の奥野真行さん(39)が、三重県・伊勢神宮の史料から発見した。
伊勢神宮の外宮(げくう)正殿で柱が倒れたと被害の状況が記されており、震度6弱以上の揺れが起きたと
推定される。
同神宮は東南海地震の想定震源域内にあることから、これまではっきりしていなかった「連動」の根拠として
注目されそうだ。研究成果は、22日から千葉市で始まる日本地球惑星科学連合大会で発表する。
奥野さんは、伊勢神宮関連の記録文書「神宮文書」で、1361年(正平16年)8月3日付の書状に、
「依去六月地震、心御柱(しんのみはしら)傾倚、御束柱(つかばしら)顛倒」とあるのを見つけた。
6月の地震で外宮正殿の建物の中心に置かれた「心御柱」という柱が傾き、高床式の床下の柱である
「束柱」が倒れたという記述だ。
この規模の被害が出るのは、東南海地震が起きたか、南海地震との連動地震が起きたかの場合と考えられる。
正平16年6月24日に正平南海地震が発生したことは知られているが、東南海地震が連動したかどうかは史料が
乏しかった。
ソース
読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)