11/05/22 14:11:22.59 s7gK958wO
>>46
日本国内の文書、特に中世以降は証文に手紙や日記を含め膨大で世界一の量を誇る。
その上、いまだに毎年各地で発見されている。
寺社所有の文書も全てに目が通されているわけじゃない。
それらを整理するだけでも一生の仕事になるくらいだよ。
有名な長屋王宅の木簡群も二十年かけて半分も整理できていない。
そこから研究して内容を把握するのに数年。その後、違う解釈が出てきたり他の文書との比較で発見があったり。
歴史学は一般で認識されている以上に時間がかかり、尚且つ地道で地味な学問だ。しかもその性質上断定ができない。
だから、有名な史料でも新発見がある。どんなに詳しい記述がされていても、出来事の断片でしかないから。