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北海道電力は20日午後、泊原発3号機(後志管内泊村、出力91・2万キロワット)で計画している
プルサーマル発電で使用するプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料体の製造に向けた検査申請を
経済産業省に行う。北電は早ければ2012年春の発電開始を目指しており、燃料製造に向けた具体的な動きに踏み出す。
北電はすでに三菱原子燃料(茨城県東海村)とMOX燃料の加工契約を締結、
今後同社を通じフランスの会社に製造委託する。製造後の燃料体を経産省が検査して
問題がないと判断されれば燃料体を装填(そうてん)、発電が開始できる。北電のプルサーマル発電は初めて。
泊原発3号機は現在定期検査中だが、ウラン燃料を使ってフル出力で稼働しており、
国の最終審査を経て営業運転に移行する予定。北電のスケジュール通りに進めば、
早ければ12年春の定期検査でMOX燃料を装填する。
プルサーマル発電は原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出して
ウランと混ぜたMOX燃料を作り、原発で燃やす発電方式。
経産省は2010年11月、3号機のプルサーマル計画を許可。ただ、燃料の一部に
放射能の強いプルトニウムを使うことに危険性を指摘する声もある。福島第1原発事故を受け
原発の安全性への不安が広がる中での申請に対し、地元自治体などから批判の声が出る可能性もある。
(05/20 16:30)
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