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東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散を予測した
「SPEEDI(スピーディ)」の試算結果が、事故発生翌日の3月12日に首相官邸に
ファクスされながら菅首相らに届かなかった問題で、政府は他にも、官邸内の
情報伝達で問題がなかったか調査を進める方針だ。
枝野官房長官は20日夕の記者会見で、「情報が止まった理由を調べているが、
(官邸でファクスを受け取った官僚が)重要な情報でないと判断したとしか考えられない」
と述べ、職員の対応がまずかったとの認識を示した。
そのうえで「いずれは全ての資料について検証が必要だ」と語った。
(2011年5月20日21時29分 読売新聞)
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