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千葉市は8月6日に開催予定だった「千葉市民花火大会」を中止すると、18日発表した。
東日本大震災の影響で同じ日に開催予定だった周辺の2大会が中止になり、千葉市の
大会の見物客が大幅に増えることが見込まれ、会場の安全確保が十分に図れないと判断した。
大会は1978年に始まり、中止は初めて。
市民花火大会は毎年8月の第1土曜日、中央港の千葉ポートパークで開催。
昨年は約20万人が訪れ、8000発の花火を楽しんだ。開催費用は約4000万円で、
今年も市が予算を付けていたほか、実行委員会が協賛金を集めていた。
ところが、震災の影響で同日開催の予定だった江戸川区花火大会、佐倉市民花火大会の
中止が相次いで決定。この余波で、相当数の見物客が千葉市の大会に流れてくることが
見込まれるほか、近場でのレジャーが堅調なことから、市は少なくとも見物客が3~4割増えると予想。
一方、会場周辺では近年、マンション開発などが進み、スペースが限られて自由観覧席の
確保ができず、「余震や津波といった万一の場合に安全が確保できない」(市経済企画課)と判断した。
震災後、自粛ムードが広がる中、熊谷俊人市長は大会実現に意欲を示してきたが、
安全面を優先した形だ。
ソース:読売新聞
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画像:昨年の花火大会
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