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1号機よりもさらに深刻な事態となっています。福島第一原発の3号機は、炉心の温度がたびたび
上昇するなど不安定な状態が続いていますが、1号機と同様に燃料が溶け落ちたうえ、原子炉に注いだ
水が十分燃料に届いていないとみられることが政府関係者への取材でわかりました。
福島第一原発の3号機については、先月からたびたび炉心の温度が上がっていますが、複数の政府
関係者はJNNの取材に「3号機でもメルトダウンが起きているとみられる」としています。東京電力は、
注水量を増やしたり、別の配管も使ったりして炉心に水を送り続けていますが、まだ不安定な状態が
続いています。
現在、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して水が注がれていますが、
このすき間が詰まり、底に溶け落ちた燃料に十分に水が届いていない可能性が高いことが新たに
わかりました。専門家は、この状態が続いた場合、燃料が発する高い熱で圧力容器の底が抜ける可能性
がある「深刻な事態だ」と指摘しています。東京電力では当面、3号機への注水量を増やして監視を
続ける方針です。
一方、2号機の原子炉建屋に18日午前、3月の爆発以来、初めて作業員が入りました。ロボットでの
調査と同様、温度と湿度が高く、内部で作業したのは14分間でした。
▽MBSニュース
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