11/05/18 22:35:22.52 0
>>1の続き
これら海軍力の整備は、北朝鮮に対処するものと思われがちであり、韓国もそれを理由に増強してきた。
だが、決して対北朝鮮だけではない。竹島実効支配のため、周辺への機動力を備えるためでもあったのだ。
韓国本土からの竹島の距離は、日本の本土・島根県からより遠い。そのため軍隊を派遣しても
日本より到着が遅れてしまう。だが、鬱陵島からは87km、日本の隠岐から157kmだ。
竹島周辺で有事が発生した場合、鬱陵島の基地からであれば、日本の自衛隊より俊敏に動くことができる。
昨年11月、北朝鮮によって延坪島が砲撃されて以来、韓国海軍は頻繁に軍事演習を行なっている。
北朝鮮の奇襲攻撃や島への上陸を阻止するための演習であることはいうまでもないが、それが、
必然的に独島防衛にも役立っていることを見逃してはならない。つまり、韓国にとっては“一石二鳥”の演習なのである。
いずれにしろ、竹島に海洋基地が創設されることで韓国による実効支配が強固なものとなる。
そればかりか、韓国政府は、現在、海兵隊の駐屯も検討している。
増強された軍備が日本に向けられる可能性がさらに高まってきた。
日本にとっての対処法は、現実的に2つの選択しかない。韓国のなすがままにしておくか、
さもなくば、イギリスとアルゼンチンのフォークランド紛争のように、日本が武力で奪還するかの二者択一だ。
制裁措置で対抗する手も考えられなくない。「独島総合海洋科学基地」は現代建設と大宇建設が
施工者となることが決まっている。北方領土でも同じような動きがあるが、日本の立場からすれば、
日本の領土に入って行なう建設工事は主権侵害の何ものでもないからだ。
さて、竹島問題に日本はどう対処するのだろうか。
※SAPIO2011年5月25日号
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