11/05/17 09:38:23.77 /vU0Is410
・氷点下の山中のアジトの戸外に、自分の気に入らないメンバーを裸にして縛りあげ食事を与えず餓死・凍死させた
・それでも死なないメンバーは、他のメンバーに命じて全員で殴る蹴るの暴行を加え生き埋めにした
・この暴行に参加しなかった、あるいは消極的と見られたメンバーは確実に次の処刑対象となった
・当初こそ表向き政治的必然性のあったこれらのリンチ行為も、やがては「虫の居所が悪いから」
「(リンチ殺人を行わないと)メンバーの士気がたるむから」「退屈しのぎ」「腹いせ」「面白半分」の殺人行為と化していった
・女性メンバーに狂気に満ちた嫉妬心を抱き、生爪を毟り取り、千枚通しで眼球を抉るなどして次々と惨殺した
・惨殺された女性メンバーのひとりは、髪を丸刈りにされ、指を氷雪漬けにされて壊死させられ、
その指を切り落とされて結婚指輪を奪われた末に陰部や肛門に「気付け」と称して一升瓶を挿入されるなど辱められた挙句凍死させられた
・妊娠中の女性メンバーに狂気に満ちた怨嫉の念を抱き、針金製のムチで顔面を打ち据え破壊し、
彼女の夫に暴行させ生きながら腹を裂いて胎児を引きずり出し惨殺した
永田洋子が行った酸鼻を極める蛮行のごく一部である。
野比玉子が、これらの残虐行為を平然とやりかねない極悪邪淫の無間地獄の狂悪鬼に見えるのは読者全員に共通する心理のはずだ。
F氏はこうした日本史上最狂最悪の鬼畜淫乱殺人狂女に深い興味を覚え、
結果として野比玉子は、狭量で包容力の欠片もなく、気分屋で残虐で金に汚い淫乱で嫉妬深い官僚主義者で
狂気の域にすら達した猜疑心と権力欲と自尊心を満足させるためなら何人殺しても構わないほどの
人間性の一片も見出し得ない醜悪な親権不適格者としてのキャラクターが完成することとなった。
しかしこうした設定変更は「劇画毛沢東伝」を描いた藤子不二雄Aとの不和の端緒となり、ついにはコンビ決裂に至った。
連合赤軍は狂信的な毛沢東原理主義者の集団だったからである。
藤子F氏が、野比玉子という母性などかけらもない残虐な地獄の鬼のような母親像を描いたのは時代の要請ではあったが
驚くほどに現代の残忍な虐待殺人者としての母親たちと重なるのは、今読んでも慄然とさせられる。
永田洋子のような、あるいはそれ以上の残虐な母親が常態化している現代に。