【社会】鹿児島湾でレアメタル(アンチモン)発見、国内販売量の180年分 中国から95%輸入…海洋汚染防ぐ採掘技術の開発が課題at NEWSPLUS
【社会】鹿児島湾でレアメタル(アンチモン)発見、国内販売量の180年分 中国から95%輸入…海洋汚染防ぐ採掘技術の開発が課題 - 暇つぶし2ch1:窓際記者こしひかりφ ★
11/05/15 20:23:27.03 0
☆彡 鹿児島湾でレアメタル発見 国内販売量の180年分

9割以上を中国からの輸入に頼る希少金属(レアメタル)の一種「アンチモン」の鉱床を、
岡山大や東京大などのグループが鹿児島湾の海底で発見した。埋蔵量は、国内の
年間販売量の180年分と推定される。ただし、強い毒性によって採掘の際に海洋汚染が
生じる恐れがあるため、実際に採掘するには新たな技術の開発が必要という。

研究の成果は、5月22日から千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表される。
アンチモンは、繊維を燃えにくくする難燃剤や半導体などに広く使われ、日本は95%以上
を中国から輸入している。

鉱床が見つかったのは、2003年に気象庁が「活火山」に指定した若尊(わかみこ)カルデラ
の一部。桜島の北東約5キロの鹿児島湾内にあり、約2万5千年前に大噴火した姶良(あいら)
カルデラの主要火口という。07年に約200度の熱水噴出孔を発見した山中寿朗・岡山大
准教授(地球化学)らが、付近の鉱物を調べていた。

鉱床は、水深約200メートルの海底に、厚さ5メートルで直径1.5キロの円状に広がっていた。
エックス線の調査で平均約6%含まれていることがわかり、全量は約90万トンになると推定した。
昨年の国内販売量は約5千トンで、180年分がまかなえる計算になる。中国では含有量約0.5%
の岩石から抽出しているといい、鹿児島湾の鉱床の方が効率よく取り出せるという。

ところが、アンチモンにはヒ素と同じ毒性があるため、海砂利と同じような方法で採掘すると海中に
拡散する恐れがある。体内に蓄積した魚介類を通し人体にも害を及ぼしかねない。

山中准教授は「海洋汚染を防ぎながら海底から取り出す技術を開発できれば、自給が可能に
なる」と話している。

URLリンク(www.asahi.com)


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