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東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、
毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電
関係者への取材で分かった。
高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。
1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から
高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって
配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。
東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波
より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。
第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに
耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至った
との見方を示していた。
▼MSN産経ニュース [2011.5.15 02:00]
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽写真=3月17日午前10時55分(日本時間)に撮影された東京電力福島第1原発の衛星写真。
(上から)屋根が骨組みだけとなった4号機、水蒸気のようなものが出る3号機と2号機、
屋根部分が壊れた1号機(デジタルグローブ・ISIS提供・共同)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)