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東京電力の福島第一原子力発電所で14日午前6時50分頃、機材の搬送をしていた
東電の協力企業の60歳代の男性社員が意識不明となり、福島県いわき市内の病院に
運ばれたが、午前9時33分に死亡した。
同原発の復旧作業中に作業員が死亡したのは初めて。東電で死因などを確認している。
東電によると、男性は午前6時頃から、放射性廃棄物を処理する集中環境施設内で、
同僚男性と電動ノコギリを搬送する作業をしていたが、その最中に体調不良を訴えた。
同原発内の医務室に運ばれ、その後、作業員の活動拠点「Jヴィレッジ」で医師の診察を
受けたが、午前8時35分頃、病院に搬送された。男性は防護服を着ており、被曝(ひばく)
線量は0・17ミリ・シーベルトで、身体に放射性物質の付着はなかったという。
男性は、前日の13日から同原発に入り、午前6時~9時の作業時間で働いていたという。
気象庁によると、同原発から約20キロ離れた同県広野町の午前7時の気温は16・1度だった。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年5月14日11時45分 2011年5月14日12時21分更新]
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