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東京電力は12日、東日本大震災で被災して爆発事故を起こした福島第一原発
3号機の原子炉建屋内で放射線量を測定した結果を明らかにした。毎時100ミリ
シーベルトを超える場所が所々にあり作業員が長時間入るのは難しい状況。
復旧作業が遅れる可能性もある。
10日にロボットを原子炉建屋1階に入れて測った。10カ所のうち、3カ所で毎時
100ミリシーベルトを超えた。最も高いのは西側通路で毎時120ミリシーベルト。
最低でも毎時48ミリシーベルトで1号機に比べて全体的に高い。今回の緊急作業での
被曝(ひばく)線量の上限は計250ミリシーベルトで、1人当たりの作業は数時間に限られる。
3号機原子炉建屋は津波で大物搬入口が開いたままになっている。建屋内に浮遊する
放射性物質は外に漏れ出たとみられるが、爆発時に飛び散ったがれきや、配管などから
放射線が出ている可能性が高い。今後鉛のマットなどを巻くなどして放射線を遮る作業をする。
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