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宮内庁は12日、天皇、皇后両陛下が11日に福島県を訪問した際、
地元で取れた野菜と果物を購入したことを明らかにした。
同県産の野菜や果物については東京電力福島第1原発事故による
風評被害が出ており、両陛下は心を痛めているという。
同庁によると、両陛下は福島空港を自衛隊機で出発する際、
箱詰めされたアスパラガス、シイタケ、ブロッコリー、イチゴなどを計3箱購入した。
県が用意したもので、それぞれ両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家用という。
両陛下は11日に福島市で、地元産のダイコン、カボチャ、ワラビなどの
食材で作った昼食をとった。同市の瀬戸孝則市長は、両陛下が
「風評被害が心配ですね」などと気に掛けていたことを明らかにしていた。【真鍋光之】
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