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朴慶植氏遺族
日本の植民地統治時代の創氏改名とはなんだったのかを知ることのできる貴重な原史料が
在日韓人歴史資料館(姜徳相館長、韓国中央会館別館)で展示されている。
歴史家で、在日同胞史研究の第一人者だった故朴慶植氏の遺族(調布市)が寄贈した。
1940年に大分県知事名で出した尋常小学校本科正教員免許状は本名「朴慶植」の上に赤い筆で2本の線を引き、
その隣に「慶尚北道 青木慶雄」と書き記してある。
極めつけは1944年に日本大学高等師範部地理歴史科を卒業して取得した歴史と地理の中学校教諭2級普通免許状だ。
表には創氏改名後の「青木慶雄」の名前。裏面に「日本帝国臣民にあらざる者に対しては私立学校においてのみ有効とす」としてある。
在日韓人歴史資料館では、「これは皇民化政策の下、
日本人への同化を強要しながらも依然として民族差別政策をとっていた一端をあらわす」と、注釈を加えている。
朴慶植氏と親しかった姜館長は、「日本の創氏改名の真の目的は差別を残すことだった。
本名を禁じられた屈辱と怒りが朴さんの歴史学研究の出発点となった。
麻生太郎氏(当時、自民党政調会長)の『創氏改名は朝鮮の人が名字をくれと言ったのが始まり』という言説がいかに嘘っぽいことか」と述べた。
朴氏は1922年、慶尚北道生まれ。主な著書に『朝鮮人強制連行の記録』(65年)、『解放後在日朝鮮人運動史』(89年)などがある。
在日韓人歴史資料館では、来年の生誕90周年に向けて企画展の開催を検討している。
(2011.5.11 民団新聞)
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