11/05/12 16:52:15.23 0
(>>1のつづき)
裁判官は、ここまでの審理で「病院でカウンセリングを受け、二度と罪を犯さない」と
繰り返していた被告の姿勢に対しても、追及の手を緩めない。
裁判官「本当の自分はこういうことをしない、病気だっただけだ。だからカウンセリングを受ける、
と考えているように聞こえますが」
被告「いいえ、そういうことではありません」
裁判官「カウンセリングで変われると思いますか」
被告「(カウンセリングは)あくまで手伝い、きっかけ。自分の力で変わらなければいけない」
裁判官「そうですよねえ。カウンセリングでは自分の性的な経験や考えを正直に言わなければ
効果がありません」 被告「はい」
裁判官「掛け値なしに自分と向き合わないと、いくらでも隠せるから。ちゃんと自分の力で、
向き合って話さないと」
検察側は論告で「性的傾向のゆがみは明らかで、再犯の可能性は高い」として、懲役2年を求刑。
弁護側は「更生意欲が強く、環境も整っている」として執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。
判決は20日に言い渡される。
1時間の公判予定時間を15分以上超え、今後に対する“覚悟”を説いた裁判官。閉廷後の
傍聴席には身じろぎもせず、手錠をかけられ退廷していく息子を見つめる父親の姿もあった。
法廷で一堂に会した年長者たちの思いは、被告の胸に届くだろうか。(以上)