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福島第一原発の1号機で、圧力容器やその外側の格納容器に、ほとんど水がたまっていないことが
JNNの取材でわかりました。
「格納容器に水をためる」という、当初、予定していた冷却方法の大幅な見直しを迫られることになります。
1号機には作業員が原子炉建屋の内部に入り、今週、水位計や圧力計の修理を行いました。
圧力容器の水位は、これまで高さ4メートルの燃料棒が半分以上、水に浸かっている位置を示していましたが、
水位計を修理したところ、実際の水位は大幅に低く、水がほとんどたまっていないことが政府関係者への取材でわかりました。
燃料棒がむき出しになり、空だき状態になると水素爆発の危険が高まりますが、原子炉の状態が安定していることから、
燃料が溶けて圧力容器の底にたまり、かろうじて水で冷やされている可能性もあるということです。
また、外側の格納容器にもほとんど水がたまっていなかったということです。
1号機では、原子炉を冷却するため、格納容器に水を満たす「冠水」を目指していましたが、
格納容器から水が漏れている可能性が強まったことで、大幅な見直しを迫られることになります。
MBSニュース
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