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★出会い系サイト、カード決済代行でトラブル急増
・販売業者などに代わって専門の業者がクレジットカードの決済手続きを行う
「決済代行」を巡り、トラブルが急増している。
悪質な出会い系サイトと契約した利用者が、海外の決済代行業者に代金を支払い、
被害を回復できないケースが目立つ。全国の消費者相談窓口に昨年度寄せられた
相談は、前年度比1・5倍の5284件(総額26億6700万円)に上っており、
消費者庁と携帯サイト業界団体は今月中に代行業者の登録制を導入し、
ホームページ(HP)で公開することを決めた。
「出会い系・アダルトサイト被害対策会議」(大阪府柏原市)代表の八塚博幸司法書士によると、
兵庫県の30歳代の女性は昨年2月、出会い系サイトに会員登録。紹介された「男性アイドル」や
「ドバイの大富豪」とメールを交換したものの、会う機会がないまま、利用料約600万円を
カードなどで支払った。
女性は同6月、「だまされた」と同会議に相談。サイトの運営業者の連絡先は不明だったが、
カードの請求書に中米・パナマ所在の決済代行業者名と電話番号が記載されていた。
八塚司法書士が電話すると、代行業者は「返金交渉には応じられない。住所も教える
義務はない」と言うばかり。結局、カード会社と約半年間交渉し、同11月に全額の返金を
受けたという。
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